熊本地震発生から2か月―現地を調査
熊本地震で障害者など要援護者の状態はどうだったのか。ニュースは障害者団体のインターネット上のレポートなど様々な情報が入手できますが、実際現地を自分の目と耳でつかみたいと考え、6月8日早朝から夜にかけて、西原村、益城町、熊本市内の視察を計画しました。
自然災害、地震の威力に圧倒されました。人の営みがこれだけ破壊されることにショックも受けましたが、「いのちさえあれば、希望はある」とも思いました。
いのちを守ることと、過去の経験を生かし、行政も民間も含め、全国からの温かい迅速な支援は被災地を励まし希望を与えるものになっているとも感じました。また、発災時から時間が経過すればするほど、今度は支援の維持、安定した生活までの道のりが困難になる要素が多いとも感じました。
以下レポートです。
熊本空港に向かって降下。ブルーシートのかかった屋根が多く見える
総合体育館外回りは危険個所が多い 左 岡田議員 右 日本共産党益城町前町議の甲斐さん
段ボールの支柱にカーテンを通した個別スペース。コインロッカーも今後検討するということ 腰かけると起き上がりやすい高さと耐久性がわかる。毛布は赤十字から。ベッドの横には畳一畳。用意されているが利用がない。危険な自宅や、車中を利用する人も多い。 さらにレポートは続きます。
益城町 震源地近く 「昭和57年」耐震基準に改修済か、未実施かで倒壊の程度が違う。
台風の多い地域のため重い瓦の古い家が多い。2度目の震度7で全壊となった家屋が多い
アパートの一階は完全につぶれている。1回目の揺れでみな避難所に逃げていた。
まっすぐで緩やかな傾斜の道路だったが、地震でうねりが出現。よく見ると上下にうねっている。益城町総合体育館。平らな車寄せの地面も波打っている
間仕切りを嫌がる住民も。あえて間仕切りしないスペースには、高齢者が10名ほど横になっていた
福祉避難所(益城町)この日も(朝)おにぎり一個(昼)パン2個ジュース(夕)弁当(コンビニ弁当)
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